絶対合格!日商簿記3級

日商簿記3級:現金過不足の決算整理について

現金過不足とは何ですか?

現金過不足については、以前学習しましたが覚えていますでしょうか。
日商簿記3級:現金過不足について
帳簿の記入誤りや記入忘れで、実際の残高と帳簿の残高が合わない、という場合ですね。

現金過不足の決算整理

決算までに現金過不足の原因がわからなかった場合は、現金過不足を雑損または雑益という勘定科目に変更します。
もはや、損か得かで、費用もしくは収益として計算してしまおう、ってわけです。

「現金過不足の貸方に100円あるが、決算になっても原因がわからなかった。」という場合の仕訳は以下のようになります。

(借)現金過不足 100 (貸)雑益 100

現金過不足の貸方に残っているという事は、帳簿より実際の方が多い、という事になります。
この場合、上記の仕訳のように、借方に現金過不足とする事で、「現金過不足」の勘定科目については相殺されて消滅しますね。
あとに残るのは、雑益となります。
逆に、
「現金過不足の借方に100円あるが、決算になっても原因がわからなかった。」という場合の仕訳は以下のようになります。

(借)雑損 100 (貸)現金過不足 100

先ほどと逆なだけです。
但しこの場合は、「雑損」となります。


仕訳のルールがわかっていれば、それほど難しくはないと思いますが、どうでしょうか。

次は、「日商簿記3級:現金過不足の決算整理について 練習問題」です。


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