それでは、仕入諸掛りについての仕訳の練習問題をやってみましょう。
次の仕訳をしてみてください。
①商品30,000円を現金で仕入れ、当店が負担する運賃1,000円は小切手を振り出して支払った。
②商品20,000円を掛けで仕入れ、先方負担の運賃500円を当店が現金で支払った。

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解答
①(借) 仕入　31,000　　(貸)現金　30,000
　　　　　　　　　　　　　　　　(貸)当座預金　1,000
②(借) 仕入　20,000　　(貸) 買掛金　20,000
　 (借) 立替金　500　　　(貸) 現金　　500

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解説
①
自分が負担する運賃などの仕入諸掛りは、「仕入」として処理するんでしたね。
30,000円は現金で、運賃の1,000円は小切手(当座預金)ですので、
解答のようになります。

②
相手側負担の仕入諸掛りを立て替えた場合は、「立替金」という「資産」で処理するんでしたね。
立て替えた分の仕訳は、
「現金」が減った⇒「資産」が減った⇒右側へ
「立替金」が増えた⇒「資産」が増えた⇒左側へ
となります。
仕入諸掛りについて、理解できていない方は、以下の記事をもう一度読んでみてください。
日商簿記3級：仕入諸掛りについて

次は、「日商簿記3級：前払金について」です。