それでは、費用、収益の見越しに関する簿記の仕訳の簡単な練習問題をやってみましょう。
次の決算時の取引を仕訳してみてください。
①決算時において、支払家賃200,000円を見越し計上する。
②決算時において、受取利息1,000円を見越し計上する。
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解答
①(借)支払家賃 200,000 (貸)未払家賃 200,000
②(借)未収利息 1,000 (貸)受取利息 1,000
解説
①
支払うお金を見越し計上するわけですから、費用として支払っていないもののうち、今期分は負債扱いに修正する、という事です。
「支払家賃」が増えた⇒「費用」が増えた⇒左側へ
「未払家賃」が増えた⇒「負債」が増えた⇒右側へ
となります。
②
受け取るお金を見越し計上するわけですから、まだ収益として受け取っていないもののうち、今期分は資産扱いに修正する、という事です。
「受取利息」が増えた⇒「収益」が増えた⇒右側へ
「未収利息」が増えた⇒「資産」が増えた⇒左側へ
となります。
実際は、いくら支払って、それは何月に支払って、何か月分だったか、というような情報が与えられて、その情報を元に、いくら見越すのかを計算する必要がある問題があります。
簡単な計算ですが、間違わないようにしてください。
次は、「日商簿記3級:精算表について」です。
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