貸借対照表と損益計算書には、どのような関係があるんですか?
それでは、簡単な経営活動を例にとり、貸借対照表と損益計算書の関係を簡単に説明します。
まず、最初に、10000円という元手を持っていたとします。
元手は即ち、資本(純資産)です。
この状態を、貸借対照表にすると、以下のような感じです。
資産 現金:10,000円 |
負債 0円 |
資本(純資産) 資本:10,000円 |
そして、次に、8,000円で商品を購入し、9000円で他の方に販売したとします。
そうすると、この取引に関して、損益計算書は以下のようになります。
費用 8,000円 |
収益 9,000円 |
利益 1,000円 |
売り上げた9000円から、仕入れた8000円を引いた1000円が利益になります。
では、この取引が終わった後での貸借対照表はどうなりますでしょうか。
上の取引では、1000円の利益が出ていますよね。
資産 現金:11,000円 |
負債 0円 |
資本(純資産) 資本:10,000円 利益:1,000円 |
上の図のようになります。
この利益の1000円は、次からは資本(純資産)となります。
簡単な例で説明しましたが、なんとなくわかりましたか?
実際は、上のように一回一回の取引毎に、損益計算書で損益を求めて、貸借対照表へ反映させるという作業は行いません。
この作業は、決算にて、纏めて行います。
ですので、1回1回の取引の記録が大事になってきます。
その為の作業が、「仕訳」といわれるものです。
仕訳については、また次にお話します。
次は、「日商簿記3級:貸借対照表と損益計算書 練習問題1」です。
他の問題集の解説でまったく理解できず悩んでいたとき、たまたまこのページ&練習問題2を見つけました。
なるほど、そういうことだったんだ!
パッと光が差した気がしました。
本当にありがとう!!心から感謝しています。
ありがとう!!
ねこちゃんさん、返事遅れてすみません!
まさか、コメントくれる方がいてくれると思わなかったんで・・・。
この簿記3級サイト開設してから初めてのコメント!!
人の役に立てた!!うれしい!!
転職活動もかねて、簿記試験を受けてみようと始めてみたのはいいのですが、参考書を開いたとたんチンプンカンプンで、挫折しかけていました。順を追ってシンプルに説明してくださっているので大変分かりやすいです!ありがとうございます。
でも、2週間でマスターとは。。。SEやっていらっしゃるくらいなので、ロジックに強いんですね。私、覚えが悪くてもう少し時間かかりそうです。
わざわざコメントありがとうございます。
2週間でマスターといっても、結構時間は割きましたよ(笑)
一日一時間とかのレベルじゃなくて、もっともっと時間掛けての話ですので、、、
あなたのペースでゆっくり取り組んで下さい・・・。きっと大丈夫です。
この簿記サイトは、ブログ形式なんで、ちょっとわかりにくいかなぁと思ってたんですが、そう言ってもらえるとうれしいです。
頑張ってください!!