売掛金元帳とは何ですか?
売掛金元帳とは、得意先別に売掛金に関する取引を記入して管理する補助元帳の事です。
得意先別に管理するので、得意先元帳ともいいます。
売掛金元帳への記入方法
それでは、以下の取引をもとに、売掛金元帳への記入方法をみていきましょう。
10/1 売掛金の前月繰越残高は2,000円である。
10/3 商店Aより、売掛代金1,000円を現金で回収した。
10/15 商店Aに、商品3,000円を掛けで売り上げた。
10/25 上記商品のうち、500円が返品された。
これを仕訳すると以下のようになりますね。
10/3 (借)現金 1,000 (貸)売掛金 1,000
10/15 (借)売掛金 3,000 (貸)売上 3,000
10/25 (借)売上 500 (借)売掛金 500
売掛金元帳は以下のようになります。
売掛金元帳は、得意先ごとに作成するので、表の上部には得意先名を記入します。
借方・貸方欄
「売掛金」は資産でしたね。
増えたら借方、減ったら貸方です。
この考え方と同じです。
借/貸欄
残高がプラスであれば「借」、マイナスであれば「貸」と記入します。
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月末には、締めを行います。
摘要欄に「次月繰越」と書いて、残高を記入します。
プラスであれば貸方に、マイナスであれば借方に記入する事になります。
いつもと逆でわかりにくいですよね・・・。
借方と貸方の合計が一致するように書く、と理解してください。
ちなみに、これも本当は赤字で記入するそうですが、試験では黒鉛筆でOKです。
最後に、貸方と借方を記入して借方と貸方の合計額を記入します。
一致すればOKです。
そして、二重線で締めて、終わりです。
その下は、「前月繰越」となり、新しい月の始まりです。
次は、「日商簿記3級:買掛金元帳について」です。